日立金属株式会社をグリーンアジア国際戦略総合特区指定法人に!
~総合特区制度を活用し自動車関連部品の生産体制を強化~
福岡県は、日立金属株式会社(東京都港区芝浦一丁目2番1号、代表執行役 執行役社長 髙橋秀明)を「グリーンアジア国際戦略総合特区」の指定法人に6月2日付けで指定しました。これにより、特区制度を活用して設備投資を行う企業数は39社となります。
今回の指定は、自動車の軽量化や燃費向上に寄与するターボエンジン用の排気系部品の生産体制強化に対するものです。
同社は、排気系耐熱鋳造部品をはじめとする高級機能部品、高級金属製品等の製造を行っています。今回、苅田町にある九州工場敷地内に鋳造、加工設備を拡充し、生産体制の底上げを図るものです。
この設備投資により、本特区が目指す環境配慮型製品の開発・生産拠点の構築、北部九州の自動車産業の拠点化が一層進むものと期待されます。今後も特区の支援制度を活用し、環境を軸とした産業の国際競争力の強化を進めていきます。
※特区推進にあたっては、総合特別区域法に基づき税制や金融などの支援措置が講じられており、今回の指定により、同社は今後、特区関連の設備投資等を行った場合に、課税の特例措置として、機械・装置等の取得価額の最大50%の特別償却又は最大15%の税額控除を受けることができます。
(写真左から)知事、日立金属株式会社九州工場工場長 今西 幸平氏