株式会社日本触媒を「グリーンアジア国際戦略総合特区」指定法人に

 福岡県は、「グリーンアジア国際戦略総合特区」の指定法人に株式会社日本触媒を令和7年12月22日付けで指定しました。

 今回の指定は、リチウムイオン電池の性能向上に寄与するイオネル(※)の安定供給事業のための工場の建設及び設備導入に対するものです。
 ※イオネルは、EV 向け電池の「長寿命化」「充電時間の短縮化」など高性能化に寄与するリチウムイオン電池用電解質で、自動車の電動化が進んでいく中、需要拡大が期待されている。
 (日本触媒が世界で初めて、工業的生産プロセスの開発に成功。イオネルは日本触媒の商標。)​

 今回の指定により、特区制度を活用して設備投資を行う企業数は84社、設備投資の累計額は約5,390億円になります。

  この設備投資により、本特区が目指す環境配慮型製品の開発・生産拠点の構築が一層進むものと期待されます。

 今後も特区の支援制度を活用し、環境を軸とした産業の国際競争力の強化を進めていきます。

 (写真左から)株式会社日本触媒 野田社長、服部知事


※特区推進に当たっては、総合特別区域法に基づき、税制や金融などの支援措置が講じられており、今回の指定により、同社は今後、特区関連の設備投資等を行った場合に、法人税にかかる課税の特例措置として、機械・装置等の取得価格の最大30%の特別償却又は最大8%の税額控除を受けることができます。