(株)三井三池製作所をグリーンアジア国際戦略総合特区の指定法人に!
~総合特区制度を活用し風力発電機用増速機の試験設備を整備~
〇 県は、7月17日付で大牟田市の(株)三井三池製作所を「グリーンアジア国際戦略総合特区」の指定法人に指定し、今村商工部長から同社の西山守常務取締役九州事業所長に対して、法人指定書を交付しました。
〇 同社では、風力発電機用の増速機の開発・生産を行っています。今回、本特区を活用して、増速機(※)の耐久性試験設備を整備することにより、ドイツに委託していた検査を自社内で行うことが可能になるとともに、設計・開発から生産までを一貫して行う体制が整うことになります。
※増速機:プロペラのゆっくりとした回転を発電に最適なスピードにし、発電用モーターに伝えるための装置
〇 今回の指定により、同社は今後、特区関連の設備投資等を行った場合に、課税の特例措置として、「機械・装置」「器具・備品」の取得価額の最大50%の特別償却又は最大15%の税額控除等を受けることができます。
〇 グリーンアジア国際戦略総合特区は、これまでに地域に蓄積された産業・技術・人材・ネットワークと、アジアとの近接性などの強みを生かし、今後とも、環境を軸にアジアから世界に展開する産業拠点の構築を目指してまいります。
※指定書交付後の西山常務取締役九州事業所長(右)