柴田産業株式会社をグリーンアジア国際戦略総合特区の指定法人に!

~使用済小型家電等からレアメタル等を回収するための設備を整備~

〇県では「グリーンアジア国際戦略総合特区」の指定法人に、柴田産業株式会社(久留米市梅満町 代表取締役 柴田功治)を6月27日付けで指定しました。
 今回の指定は、同社の大牟田エコリサイクルセンターにおいて、使用済小型家電等からレアメタル・貴金属等を効率的に回収するための設備整備を行うもので、大牟田市では初のレアメタルリサイクル関連事業の指定となります。これにより、本特区における指定法人数は25社となります。

〇同社は、使用済小型家電・産業機械・通信機器等からレアメタル・貴金属を濃縮抽出するための中間処理を行っており、平成23年には福岡県リサイクル総合研究事業化センター及び三井金属鉱業株式会社と共同で、小型家電リサイクル法制定のモデルとなった広域回収事業や世界初のタンタルのリサイクルの事業化に成功しています。

〇この設備投資により、資源リサイクルに関する次世代拠点化が一層進むものと期待されます。今後も特区の支援制度を活用し、環境を軸とした産業の国際競争力の強化を進めていきます。

〇特区推進にあたっては、総合特別区域法に基づき税制や金融などの支援措置が講じられており、今回の指定により、同社は今後、特区関連の設備投資等を行った場合に、課税の特例措置として、機械・装置等の取得価額の最大50%の特別償却又は最大15%の税額控除を受けることができます。

 

(写真右から)柴田代表取締役、小川知事、本村統括部長