グリーンアジア国際戦略総合特区の概要
構想から運営までの時間軸での各フェーズ、ハードウェアの構築から社会システムまで、官、民の各プレーヤーが共有可能なモデルと方法論を整備し、オールジャパンで総力を結集して取り組む必要があります。
海外に貢献をしつつ空洞化を防止するためには、我が国の高度な省エネ・創エネ・蓄エネ技術等の蓄積を活かし、世界各国のニーズに対応した製品の開発・生産を進めていく必要があります。
資源ナショナリズムが高まりつつある中、経済成長と環境問題の両立(サステナブル・デベロップメント)を図り、希少資源が経済安全保障の問題につながらないよう、次世代の3Rを推進する必要があります。
都市環境インフラビジネスの推進や環境配慮型製品を拡販し、その開発生産拠点に能力の高い企業や人材を集め、アジア市場にひしめく強力な競合と伍していくには、都市セールス機能を中心としたマーケティング機能を充実させることが必要があります。
環境をテーマに広くアジアとの一体化を図っていくために、アジアとの間でヒト・モノ・カネの往来を阻害する制度の相違を克服し、アジアとの近接性を活用しつつ企業の相互進出をより積極的に推し進める必要があります。
北九州市が設立した「アジア低炭素化センター」を、我が国が持つ優れた技術をベースにした都市環境インフラビジネス(エネルギー、リサイクル、水、環境負荷低減)のアジア展開に関するオールジャパンの中核拠点(COE:Center Of Excellence)として整備・拡充し、マーケティングから計画、実施、運営までのライフサイクルを統括する中核的な役割を担わせます。
・アジア低酸素センター(環境ビジネスのアジア展開支援)
・官民連携による海外水ビジネス
・スマートコミュニティ創造事業
●各国のニーズに合致した環境配慮型高機能・高コストパフォーマンス製品を、アジアから広く世界に展開していくための、R&Dから量産までの一貫した拠点を整備する。
●今後市場拡大が見込まれる都市環境インフラ関連の製品、設備等については、「アジア低炭素化センター」のマーケティング機能等を最大限に活用することが可能です。
・環境配慮型高機能・高コストパフォーマンス製品開発・生産拠点の構築
・グリーンイノベーション研究拠点の形成
レアメタル等の新しい分野における高度な濃縮技術等を活用したリサイクル技術や、より低コストなリサイクル技術の確立を推し進めることで、世界最先端である日本の技術レベルを進化させ、循環型社会システムを確立するとともに、希少資源の確保を図ります。
・資源リサイクル等に関する次世代拠点の形成
アジアとの緊密なネットワークを活用し、さまざまな規制の垣根を低くして、ヒト・モノ・カネの往来を活発化することで、環境関連ビジネスを中心に広くアジアの成長活力を取り込んでいきます。
・東アジア海上高速グリーン物流網と拠点の形成
・中小企業のアジア展開支援